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2015-09-25 09:53:36

夏フェス、それは「過酷」

みやっちです。最近また「フェス・バブル」が復活しているとかで、各地で1年中いろんなフェスが開催されてるね。でも、やっぱり野外フェスファンにとって一番楽しみなのは「夏フェス」だよね。ちなみに「夏フェス」というのは、そういう名前のフェスがあるわけではなく、夏に開催されるフェス全般を指す言葉。

夏フェスが好きという人の中でも、とくにツワモノな人たちは、夏は「過酷」だから好きだと言う。そう、野外フェスを語る上でときどき出てくるのが「過酷」という言葉だ。

まず、ツワモノたちはキャンプとライブの両方を楽しむ。野外フェスはだいたいキャンプ場が用意されているけど、「普通のキャンプ」とはわけが違う。どういうわけか、容赦なく雨がよく降る。土砂降りの雨の中、みんな必死でテントを設営するんだ。

もう、持ってきた荷物なんて全部ビショビショ。着ている服もビショビショ。それでも周りを見れば、みんな同じ状況の中でテントを建てているから、「自分もやるぞー」って気分になる。最初のライブが始まる時間までにテントを完成させるぞー! おー! という一体感が楽しいんだよね。ツワモノになると、この時点ですでにバーベキューを始めていたりする。雨の中で。

テントの設営が終わって、ステージでライブが始まった! みんなステージの前に大集結だ。でも、土砂降りの雨が全然やまないなんてことは普通だし、ライブは雨天決行が当たり前。みんな雨の中で飛んだり跳ねたり。そして一つ目のライブが終わったら、次のお目当てのステージまで、雨の山道を20分かけて移動したりする。

晴れたら晴れたで、さらなる「過酷」が始まる。今度は逃げ場のない、容赦ない太陽光線と灼熱と湿気。隅々までズブ濡れで気持ち悪い服と靴。不快指数は100%を軽くオーバーだけど、それでもライブが始まったらみんな吹き飛ばされそうな大音量に酔いしれる。そして次のステージへ移動。クソ暑い中、時には濡れた泥道を走って移動する。

ライブは夜中まで続く。「水分補給はマメにすること!」ってあっちこっちで目や耳にするだろう。でもトイレは大行列だから摂りすぎも要注意。おなかがすいたら屋台はたくさんあるけど食事時はどこも大行列。みんな全身汗だくだけどシャワーなんてもちろん満足に用意されていない。

そんな野外フェスが、炎天下や豪雨のなか3日とか続く。過酷っていうか地獄? でもツワモノたちにとっては、夏フェスを中心に1年が巡るんだ。夏フェスの何が楽しいって……それは過酷だからだ!

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